Mineralwasser ohne kohlensäure

ミネラルウォーター炭酸抜き。*1
 
で、先週ドイツのケルンに行ってきたのですが、何か貰ってきちゃったのか、金曜の夜中から風邪でダウン。
週末だったのと高熱は一日だけだったので、病院には行きませんでしたが…。新型インフル?なんにしろ連休で助かりました。
 
ドイツ日記。長いです。
 
1日目

 
16時フランクフルト着。ICE(Inter City Express)という新幹線のような?列車でケルンまで移動。90分ほど。
ほとんど揺れないことにびっくり。ポイントを高速でスライドするように通過してまたびっくり。
 

 
ケルン駅を出てケルン大聖堂をチラ見した瞬間、声を上げてそのまま硬直。想像を超えたデカさ。デカすぎてそこに何があるのかもよく分かりませんでした。Wikipedia様を信じるならばゴシック様式の建築物としては世界最大だそうで。世界遺産恐るべし。言うなればヤックデカルチャ。これが文化というものか…。
 
ホテルに荷物を降ろしてライン川沿いのレストランに連れて行ってもらう。ケルシュという地ビールを飲む。
どても飲みやすい。ほどほどに切り上げてホテルに戻って爆睡。
 
2日目

 
朝から本来の目的であるコンサートのリハを見に行く。ケルン近郊のオーバーハウゼンという町。
何故か会場はアイスホッケー場。終了後、ケルンに戻って509段ある大聖堂上りと買い物。大聖堂はとにかく疲れた…。
ケルンは観光地で比較的大都市なので、店やレストランは豊富。都市部は治安も良くて夜で歩いても大丈夫でした。
 
3日目

 
ライン川沿いを散歩。駅からライン川に架かる鉄橋のフェンスに大量(数百〜)の錠前がかけてありました。それぞれの錠前にはカップルの名前が書いてあって、どうやら縁結びの名所らしい?
 

 
ドイツといったらソーセージ。遅い昼食で挑戦。文句なしに美味しかったのですが、この大きさは…。
 
15時からオーバーハウゼンに移動。コンサート初日。ハリーポッターにそっくりな少年を見つけて盛り上がる。意味不明なハイテンション。「ハリー!」とか呼ぶのは止めましょう。聞こえてますよ!
夜は地元のレストランでプチ打ち上げ。ちなみにコンサートですが、私はなにもやっていません。研修2割、観光8割。要は旅行者ですね(笑)仕事で行っていた方々、ノソノソ付いていってすいません(~~;
 
4日目
コンサート2日目。ケルンで20時からなので、本格的に自由行動。とりあえずはベートーヴェンの生家があるボンを目指すも切符の買い方が分からず。なんとか買って列車に乗ると今度は車掌さんに引っかかりましたorz なにやら切符を機械に通さなかったのがいけなかったようですが、ドイツの駅って改札ないんですよね…。
 
ケルンもそうですが、ボンも広場が多いです。全体的に街が丸いのは城塞都市の名残っぽいですが、中央に大きな広場。放射状に広がる道の交差点も広場になっていたりします。で、大抵レストランのテラスが並んでいて、みんなで昼間からビールを飲んでいるという(笑)
 

 
ベートーヴェンの生家は直筆楽譜や愛用した楽器等が納められていました。残念ながら写真NG
 


その後、ボンとケルンの間にある、ブリュールという街に移動。「アウグストゥスブルク城と別邸ファルケンルスト」という世界遺産の城があります。元々はケルン大司教の居城だったそうで。
ここは自由に出入りは出来ず、専属ガイドが付いて説明してくれるのですが、日本人は大抵ツアーガイド付きで来るようで、ドイツ語はもちろん英語もアレな日本人がノコノコやってきたことに驚いてました。
英語ガイドを受けましたがロココ様式はアシンメトリーだという説明しか分からず(笑)階段室の天井画や数々の肖像、バロック様式の庭園など、イメージする中世貴族の館そのものでした。こちらも中は写真NG
 
夜はコンサート。すり鉢状のホールでパイプオルガンも完備。オルガン奏者が見当たらないので探すとパイプオルガンの中央内部に埋め込まれてました(本当です)。
 
5日目

 
帰国日。出発が夕方だったのでなんとなくもう一度大聖堂に行ったのですが、入った瞬間雰囲気が違う…。聖堂の椅子を埋める人々。赤い聖職衣を来た司祭達。静かだけど、どこからか聖歌が聞こえる…。日曜礼拝!!
 
聖歌隊すげー!プリセットはもちろんCathedral。聞いたこと無い超なめらかロングリバーブ
日常に根ざしたなんつーファンタジーでしょう。聞いた瞬間、高い聖堂の天井から天使が降りてくるんじゃないかと思いました。マジで。聖歌隊は柱の裏側に並んでいて祭壇の裏側にも通路があったりするので実質的な広さは写真の3倍以上はあります。
たまたま日曜に入ったおかげて貴重な体験が出来ました。思い出100%増し。
 
余談ですが、ケルン大聖堂には東方三博士の聖遺物が納められているという棺があります。Melchior、Balthasar、Casper、夏にアニメが大流行りだった所謂MAGIのお三方。
 
午後はライン川の遊覧船に。景色は良かったけど川の上は寒かったー。9月中旬でハーフコートの人もちらほらいたので、一ヶ月半くらい季節が進んでる感じ。
遅い昼食にM田氏が感で選んだレストランに入る。料理最高。特にスープ。最初2皿だったものが追加で5皿まで増えました。あとK岡さんが突然ドイツ語を話しだしてみんな驚く。Apfelstrudel「アプフェルシュトゥルーデル」リンゴのデザートを発見したのでした。好きこそものの上手なれ。
 
その後、フランクフルトから出立、11時間かけて成田に到着。帰りはほとんど寝ていてあっという間でした。
実際のところ、ドイツかなり気に入りました。機会があれば大定番ロマンティック街道に挑戦したいと思います。

*1:ミネラルウォーターを頼むとデフォで炭酸水が出てきます。