13階段

13階段 高野和明著。執行の現場については考えさせられる。最近、裁判員制度に関する法律が可決されたが、確かに一般の人間も司法に参加したほうが良いのかもしれない。他人に死刑を宣告して、それで終わりでは無いということ。
ミステリーとしても面白かったが、最近のものはエンターテインメントに徹していて、読者が犯人探しをすることができない(全ての材料が提供されない)ものが多い。アガサとかの古典をあさってた身としては少し寂しい。似て非なるジャンルなのだろうか。